百日咳の増加と三種混合ワクチンの追加接種について
百日咳の患者数が全国的に増加しています。
- 生後2か月を迎えたら、速やかに5種混合ワクチンの接種(定期接種)を開始して下さい。
- 乳児への感染源の多くは同居するご家族です。6か月未満の乳児がいるご家庭、これから出産を迎えるご家庭は、ご兄弟(年長児~)(*可能ならご家族全員)への3種混合ワクチンの追加接種(任意接種)をご検討ください。
※ 接種は予約制となります。接種を希望される方はスタッフまでご相談下さい。
[百日咳とは]
- 百日咳は、かぜ症状で始まり、次第に咳が著しくなり、顔を真っ赤にしてコンコンと激しく発作性に咳き込んだり、最後にヒューと音を立てて息を吸うなど、特有の症状が出ます。
- 感染のはじめは、かぜとの見分けが困難です。
- ワクチンを接種したことのある小児や成人では、百日咳の典型的な症状が見られず、持続する咳だけのことも多いです。
- 5(4)種混合ワクチンの接種が完了していない6か月未満の乳児が感染すると、無呼吸発作を起こしたりし重症化しやすいため、注意が必要な感染症です。
百日咳は、感染初期には診断が難しく、典型的な症状が出てきた時には、既に周囲に感染を広めてしまいます。ですので、ワクチン接種により感染を予防することが大切な感染症です。
生後2か月のお子様は速やかに5種混合ワクチンの接種(定期接種)の開始を、生後6か月未満の乳児もしくはこれから出産を迎えられるご家庭は、ご家族への3種混合ワクチンの追加接種(任意接種)をご検討ください。