令和7年度インフルエンザワクチン接種について
昨年より、経鼻生インフルエンザワクチンが認可されました。昨年は入荷本数が少なく、接種人数が限られていましたが、本年度は十分な入荷が想定されます。経鼻生ワクチンは、接種回数が1回、鼻腔への噴霧のため痛みを伴わない、接種後の効果が長いと言われています。接種対象者は2歳~18歳に限られますが、対象年齢の方は、経鼻生ワクチンの接種もご検討ください。
なお、経鼻生ワクチンは、十分な入荷が想定されますが、入荷状況は確定しておりません。経鼻生ワクチンで予約された場合でも、ワクチンの入荷見通しが立たない場合は、不活化ワクチン(注射)に切り替えて頂きますので、ご承知おきください。
対象年齢と接種回数、接種料金

- 65歳以上で市町村からの接種券をお持ちの方はご持参ください。接種券のある方は、自治体により設定された自己負担金で接種できます。
- 2歳未満、19歳以上は不活化ワクチン(注射)のみとなります。2歳~18歳が、不活化ワクチン(注射)、経鼻生ワクチンのいずれも接種可能な年齢です。
注1)受験生などで不活化ワクチン(注射)の2回接種を希望される方は別途ご相談ください。
接種期間 経鼻生ワクチンと不活化ワクチン(注射)で接種期間が異なりますのでご注意下さい。
経鼻生ワクチン 10月6日(月)~10月31日(金)
- 経鼻生ワクチンは効果が長く維持されるので、10月中の接種をお勧めします。
- ワクチンの入手が困難な場合は、不活化ワクチンの接種に切り替えていただきます。
- 10月以降はワクチンの入荷状況に応じて個別に対応を検討しています。
不活化ワクチン(注射) 11月1日(土)~12月20日(土)
予約開始 9月6日(土)~
予約方法
- Web予約システムから予約をお取りください。[Web予約システムはこちらをクリック]
- ホームページのWeb予約もしくはLINE公式アカウントのリンクからも入れます。
- 入力が難しい場合や入力方法がわからない場合は、お気軽にお電話にてご相談下さい。
- 注意:予約のページは、不活化ワクチンと経鼻生ワクチンで別々になっています。お間違えの無いようにお願い致します。
接種時間
平日 14:30~16:30(15分間隔)
- 午前中の接種を希望される場合は、受付にご相談下さい。
- ワクチン接種の時間帯は混雑しますので、ワクチンと一緒に診察や薬をご希望される場合は、あらかじめご連絡下さい。
土曜 15:30~16:30(15分間隔)
- 土曜日の接種枠は診療時間外となります。この時間帯での診療は行っておりませんのでご注意下さい。
- 診察をご希望の場合は、診療時間内にお越しいただき、診療後に接種時間までお待ちください。
[予約に関する注意事項]
- 予約および予約の変更は、接種日の3日前まで可能です。それ以降の予約・変更はできませんので、お電話にてご連絡ください。
- 予約枠に限りがありますので、不活化ワクチンで2回接種が必要な方は、1回目の予約の際に2回目の予約を入れることをお勧めします。
- 不活化ワクチン2回目の予約は、1回目の接種から14日以上あけた日付で予約をお取りください。
例:1回目:11月1日(土)⇒2回目:11月15日(土)~
- 予約枠が一杯で、予約が取れない場合は、お電話にてご相談下さい。
[接種に関する注意事項]
- 問診票(予診票)は、Web問診票を使用します。(入力できない場合は、来院後に申し出て下さい)
- 原則、接種日の朝にWeb入力して下さい。(接種前日の18:00から入力が可能です)
- 予診票の体温欄は空白で構いません。来院時に、体温を測定し、受付に伝えてください。
- 来院される前に、下記の予診票の注意事項をご確認下さい。(製薬会社HP資料より)
- 不活化ワクチン(注射): インフルエンザHAワクチンの接種について(3枚目)
- 経鼻生ワクチン: フルミスト点鼻液の接種をご希望の方へ(2枚目)
- こちらの予診票は使用しませんが、上記をクリックして注意事項をご確認下さい。
経鼻生インフルエンザワクチンについて(フルミスト®)
効果
- 本ワクチンはインフルエンザウイルスを弱毒化した生ワクチンです。接種後に体の中で増えたワクチンウイルスに対する免疫ができ、インフルエンザウイルスの感染を予防します。
- 効果は1シーズンですが、不活化ワクチンよりも効果が長く持続します。
- 従来の不活化ワクチン(注射)は、血液中の免疫であるIgG抗体を誘導しますが、フルミストはIgG抗体に加えて、ウイルスの侵入門戸である鼻腔・気道粘膜に分泌型IgAを誘導します。
- 粘膜の表面に直接免疫を成立させるため、理論的には、従来の不活化ワクチンより高い感染防御効果が期待でき、その効果の持続も長くなります。(ただし、流行するインフルエンザウイルスの種類や型によって、フルミストと従来の不活化ワクチンとで優位性が変化するため、いかなる場合でもフルミストが優れているとは言えません。)
フルミスト®を接種できない方
- 2歳未満、19歳以上
- 鼻汁が多い方、接種時に号泣するお子様(効果がうまく得られない可能性があります)
- 明らかな発熱がある方(37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患の方
- 過去に本ワクチンもしくは含まれている成分(ゼラチンなど)でアナフィラキシーの既往がある方
- 免疫機能に異常のある方、免疫抑制療法を受けている方
- 妊娠中の方
- 重症喘息の方、現在喘息症状がある方
- サリチル酸系医薬品(アスピリンなど)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を服用している方
フルミスト接種後の注意点
- 接種当日は過激な運動は避けてください。接種当日の入浴は差支えありません。
- 副作用として、鼻閉・鼻漏、咳嗽、口腔咽頭痛、頭痛などがみられることがあります。
- 妊娠が可能な方は、接種後2か月間は妊娠をしないように注意しましょう。
- 接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えましょう。
- フルミスト®接種後2~4週間以内は、インフルエンザ抗原/遺伝子検査が陽性となる可能性があります。接種後4週間以内にインフルエンザ抗原/遺伝子検査を行う場合は、フルミスト®の接種歴を医療機関にお伝えください。